受験の作文力をつける対話と交流 (言葉の森 )


受験作文に必要な作文力は、小学4年生までの生活作文の作文力とは質が違う

 小学4年生までの作文力と小学5年生からの作文力では、大きな違いがあります。
 それは、子供たちの書く文章が、出来事中心の生活作文から、考える要素の増えた説明文的な作文、意見文的な作文になってくるからです。
 更に受験作文になると、より高度な思考力、表現力が要求されるようになります。


読み取りが長く難しくなる傾向に対応するには、過去の受験問題を教材に

 近年の受験作文では、初期のころのような題名だけの課題はほとんどなくなり、そのかわり文章を読んで感想文を書く形の課題が主流になっています。また、その文章もかなり長いものが多く、更には複数の文章を読んで読み取ったり、文章と資料の組み合わせを読み取ったりりするようものも増えています。それらの複数の文章や資料を対比しながら書くという形が増えてきているのです。
 これらの読み取りが難しい作文課題に対する対策は、受験作文によく出てくるテーマのパターンを繰り返し練習することで身につけていくほかはありません。
 従って、受験作文の学習に最も役立つ教材は、実際に行われた過去の受験問題なのです。


具体的な体験実例は、保護者との対話の中で増やしておく

 文章が読み取れても、その文章に合わせた実例が書けなければ作文の字数を埋めることはできません。
 受験作文の中でも、特に中学受験の作文課題では、具体的な体験実例を入れて書くことを求められるものがほとんどです。
 しかし、受験の作文で要求されることの多い抽象的なテーマについて、子供だけの力で実例を見つけることはやや無理があります。 そこで、作文の準備の段階で、保護者と話をし実例を広げておく必要があるのです。
 小学6年生の子供には実例の見つからないことであっても、長年の人生経験のある親の立場からすれば似た例は何とか見つかるものです。。たとえ、いい実例が見つからない場合でも、親子で話し合うことによって子供の実例を書く力がついてきます。
 課題のジャンルは似ているものが多いので、一つのテーマでいい実例を見つけておけば、その実例は、ほかの似た課題のときも使えるということがよくあるのです。


意見や感想を深めるためには、大人の視点も必要

 実例の次に大事なのが、感想を深く書く力です。
 作文のテーマとなるような課題には、その中に抽象的な主題が含まれています。
 それは例えば、「自然保護」だったり、「多様性の尊重」だったり、「日本文化の特殊性」だったりするので、子供がとっさには考えることのできないものがほとんどです。
 このそれぞれの出てきた主題について、親子で話し合うことができれば、子供の感想はより深まるようになります。
 この親子の対話で生まれた深い感想を作文の試験の本番でも使えるようにするのが、合格作文を書くコツですす。


時間内に必要な字数を書く力は、練習によって誰でも身につく

 作文力の中身ではなくむしろ外側の実力として、時間内に必要な実を書く力というものがあります。
 これは、理解してわかる形の勉強ではなく、実際に書く練習をして体力をつけるような形で身につける必要があります。
 言葉の森の生徒は何年も作文を書いている子が多いので、このような実数を必要な時間内に書くということでは有利な位置にいます。
 大きく主題を外れしたいいなければ必要な実数を必要な時間内に書いていればそれが合格圏内に入る第一歩となるのです。


小学5年生からの感想文課題が、受験作文の前哨戦

 言葉の森の作文指導は小学5年生から急に難しい感想文を中心とした課題になります。
 この5年生の課題で長文を読み取る力や、抽象的な内容のテーマについて実例を見つける力を作っておくことが受験作文の土台になります。
 この小学5年生の時期に子供に任せる形で作文を書いていると先生の説明したヒントの範囲内での作文しかかけないとなることがよくあります。
 寺子屋オンライン作文の学習で友達と作文の実例を参考にして焼い親子でその実例について話し合いをするという機会が持てれば5年生の段階から受験作文に対応した作文力をつけていくことができるのです。


作文は生徒の個性が必要とされるので、先生による一斉指導には向かない

 これまで、作文の勉強で高度な思考力表現力をつけるためには、先生の指導を受けるというやり方しかありませんでした。
 しかし、先生に教えてもらうだけでは、先生の授業の枠を超えた実例や意見が出せない子供たちがほとんどです。
 また、たとえ先生がよい実例やよい表現の例を教えたとしても、それをそのまま受け入れるだけでは誰もが同じような実例や表現の作文になってしまいます。それでは、もちろん受験の作文に十分に対応できません。
 作文は答えのない勉強なので、自分なりの実例や表現を作り出していく必要があるからです。


子供どうしが学び合い、親子の対話が生まれる新しいオンライン学習

 寺子屋オンラインの学習には、5つの特徴があります。
 第一に、生徒が5、6人という少人数のクラスなので、全員に発言する機会があることです。
 第二に、オンライン学習なので、自宅でいながらにして勉強に参加できることです。
 第三に、友達との交流の中で、互いによいところを学び合い刺激し合うという要素があることです。
 第四に、みんなの前で自分の作文の準備を発表することによって、自分らしい独自の実例や独自の表現を出そうという意欲が高まることです。
 第五に、作文の準備や作文のアップロードに保護者の協力が必要なので、親子の対話が自然に生まれることです。
 この親子の対話が、子供の語彙力、思考力、表現力を育てる重要な要素になります。


受験作文だけでなく、新しい学力が必要とされるあらゆる学習に生かせる勉強法

 寺子屋オンラインによる学習は、受験作文だけでなくあらゆる学習に使える新しい勉強法です。
 受験の作文ばかりでなく、国語、数学、英語などの教科も、意欲的に取り組む創造的な学習として寺子屋オンラインの学習で生かすことができます。

 5、6人という少人数のオンライン学習は、日本ではまだほとんどないので、どういう形で勉強が行われるかわからない人も多いと思います。
 言葉の森では、寺子屋オンラインの無料体験学習を受け付けていますので、受験作文に限らず創造的な学習に関心を持たれる方は寺子屋オンラインの体験学習にご参加ください。



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